6月
正直めちゃくちゃプレッシャーがかかってた。
会場がスタジアムで初めてだし、ここで終わったら目標達成できないし、そもそもレベルが異常すぎるしでふあふあしながらアップをした。でも最低限のことは無意識でできるようになっていたからあとは自信も持ち続けるだけ。
アップ場で投げた感覚は申し分なかった。
本番
1投目は54m。これは確実に記録を残して次の投擲に繋げた良い投擲。
2投目・・・
59m29。2投目までの記録は全体2位。
きたよ。今までの行いが全て報われた気がした
。
3投目終了時点で8人中5位。
インターハイに行けるのは6位まで。
ヒヤヒヤしながら5投目終了時点で俺の順位は6
位。
自分の前の試技者2人どちらかでも俺の記録を超えたら、プレッシャーがかかる場面。
6投目で1つ前の試技者も超えなかった為、インターハイ出場が確定した。
気を抜かず投げた最後の1投は52mだったけれど。こんなハイレベルの中で目標記録は超えなかったもののインターハイ出場を叶えられて夢みたいだった。
59m29は全国どのブロックでも6位以内に入っていて2019年の陸上マガジンに「過去3年間のインハイ出場最低ライン」に北信越は59m29と記載されている。
今のところこの記録は過去3年通して更新されていないので、それを含め非常にハイレベルだったことが伺える。
8月
インターハイ
54mで終わってしまった。
幾ら調整しても投げがしっくりこなくて当日もやりたいことが全くできず、燃えるものがなかった。試合中、優勝者の着替えを手伝った思い出だけが残った。
今思えば自分の目標は60m投げてインターハイに出場。インターハイで何をするのか具体的に前々から決めていなかったし、初めての経験ばかりで周りと比べたらまだまだ未熟だったと思う。全国に出場する選手は格が違いすぎた。
進路は就職を考えていたけれど、更に高みを目指したいという事で大学に進学すると決めた。